16日、東京競馬場で行われた京王杯スプリングC(G2・芝1400m)は、田中勝春騎手騎乗の2番人気ウインラディウス(牡6、美浦・藤沢和雄厩舎)が、道中後方待機から直線は内を割り、外から追い込んできた5番人気テレグノシスをクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分20秒4(稍重)のレコード。3着は8番人気フィートソーファスト。1番人気マチカネアカツキは、好位追走から早め先頭に立つも、4着に終わった。
勝ったウインラディウスは、父サンデーサイレンス、母ジョウノマチエール(その父マルゼンスキー)という血統。近親には、99年オークス(G1)を制したウメノファイバー(父サクラユタカオー)、95年セントライト記念(G2)を制したサンデーウェル(父サンデーサイレンス)がいる。
00年札幌でのデビュー戦は2着の後、次走のクローバー賞(OP)で初勝利。その後はノドの病気もあり、勝ちきれない競馬が続く。昨夏から順調に勝ち鞍を伸ばし、今年2月の東京新聞杯(G3)で初重賞制覇を飾った。前走のダービー卿CT(G3)は、馬場の悪い内で伸び切れず3着に終わっていた。今回の勝利で重賞は2勝目。通算19戦7勝。
鞍上の田中勝春騎手は、同馬での東京新聞杯制覇に続き、今年重賞2勝目。通算29勝目。同馬とのコンビは通算5戦4勝となった。同レースは初制覇。
管理する藤沢調教師は今年重賞4勝目で、通算68勝目。同レースは、97年タイキブリザード、98年タイキシャトル、00、01年スティンガーに続き通算5勝目。