アヴェンチュラ快勝、姉妹GI制覇を達成/秋華賞

2011年10月17日 12:00

強気の競馬で秋華賞を制したアヴェンチュラ(左)=京都競馬場

「第16回秋華賞・GI」(芝2000m)は16日、京都11Rに18頭で争われ、2番人気のアヴェンチュラが好位追走から抜け出す堂々たる競馬でV。3歳牝馬3冠のラストステージで、骨折により春シーズンを棒に振った悔しさを晴らした。勝ちタイムは1分58秒2。勝ち馬の直後で息を潜めた7番人気のキョウワジャンヌが1馬身1/4差の2着。さらに1馬身1/4差の3着は2冠惜敗の雪辱を狙った1番人気のホエールキャプチャ。後方から運んだ桜花賞馬マルセリーナ(3番人気)は7着に敗れた。

 まさに作戦勝ちだった。好スタートを決めると内枠を利してスッと3番手へ。逃げたメモリアルイヤーがつくったハイペースを、離れた位置から見守る形でじっくり追走した。「3、4コーナーでズブいと聞いていたので、自分自身の判断で早めに抜け出した」と岩田は会心の一戦を振り返る。3角で押して前との差を詰めると、4角では先頭に。あとはこん身の左ステッキ連打で、パートナーを悲願のGI初Vへと導いた。

 角居師は自身が管理して08年オークスを制した全姉トールポピーとの、史上2組目となる姉妹GI制覇。「期待されていた馬。骨折もあったが、ようやく最後の1冠でGIを勝ってくれた。おめでとうと言いたい」と、愛馬への賛辞を贈った。

 次走はエリザベス女王杯(11月13日・京都)で一線級の古馬牝馬撃破を狙う。「トールポピーは春にいい競馬をしてそのあと崩れた。妹は古馬になっても活躍するような馬になればいい。これから姉以上の活躍を期待したいですね」と師。遅れてきた超良血馬は、満開の時を迎えるまで走り続ける。

提供:デイリースポーツ

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。