現地時間20日、90年ジャパンC(G1)を制したことで知られるBetter Loosen Up ベタールースンアップ(セン19、豪)が、オーストラリアの殿堂入りが発表された。
ベタールースンアップは、父Loosen Up、母Better Fantasy(その父Better Boy)という血統。90年秋には、10月27日のコックスプレート(豪G1・芝2040m)を当時のレコードタイム(2分01秒5)で快勝すると、7日後に行われたマッキノンS(豪G1・芝2000m)も勝利。続く11月25日のジャパンCでは、オード Ode、ホワイトストーン、オグリキャップらを破り、1ヶ月間でG1・3勝の偉業を達成した。翌91年には、オーストラリアンC(豪G1・芝2000m)などを制し、年度代表馬に輝いている。
オーストラリアの殿堂馬は、通算57勝を挙げたアジャックス Ajax、史上初めてコーフィーフドC(豪G1・芝2400m)とメルボルンC(豪G1・芝3200m)の両方を制したグローミング Gloamingなど、計5頭が殿堂入りしている。授賞式当日はベタールースンアップ自身も登場し、祝福を受けた。