現地時間22日、愛国・カラ競馬で行われた愛2000ギニー(3歳、愛G1・芝8f)は、S.サンダース騎手騎乗の4番人気(単勝13倍)バチェラーデューク Bachelor Duke(牡3、英・J.トーラー厩舎)が、中団からレースを進め、1番人気アザムール Azamourとの一騎打ちの末、1馬身差をつけ優勝。勝ちタイムは1分40秒00(良)。3着に2番人気のグレイスワロー Grey Swallowが入った。
クラシックレースが初勝利となったバチェラーデュークは父Miswaki、母Gossamer(その父Seattle Slew)という血統のアメリカ産馬で、叔父に日本で6勝したロードアヘッド(牡10、父フォーティナイナー)がいて、エルコンドルパサー(サンクルー大賞典-仏G1)やSadler's Wellsがいる名牝系出身。昨年の9月に英国・ヤーマス競馬場の芝7f戦でデビューし3着。その後は未勝利ながら果敢にも重賞に挑戦し続け、タタソールS(英G3・芝7f)でミルクイットミック Milk It Mickの3着、デューハーストS(英G1・芝7f)でまたもミルクイットミックの4着で2歳戦を終了。今年は5月4日の英2000ギニー(英G1・芝8f)から始動し、ハーフド Haafhdの5馬身差7着。今回が今年2戦目だった。通算成績は5戦1勝。今後は6月15日のセントジェイムズパレスS(英G1・芝8f)を目標に調整される。なお、出否が注目されていたA.オブライエン厩舎のワンクールキャット One Cool Catは、大事を取って出走を回避した。
管理するJ.トーラーは初のクラシック制覇。鞍上のS.サンダース騎手(32)は、99年、00年に短期免許で日本に来日し、計11勝をあげている。