TRセール、Dインザダーク産駒が最高価格

2004年05月24日 19:50

 24日、北海道市場でトレーニングセールが開催された。今回は103頭(牡44頭、牝59頭)が上場され、うち45頭(牡21頭、牝24頭)が売却された。合計落札価格は3億53万1000円。売却率、平均価格ともに前年対比微増の43.69%、781万9412円を記録した。荒木正博組合長は「不振の地方競馬馬主層など顧客のニーズが2歳セールに向いてきたことが一因ではないか。今後も顧客のニーズに合わせた市場を開催していきたい」と手放しで喜べない状況に戸惑いながらの笑顔を見せた。

 最高落札価格は、母がマリーンC(交流G3)3着の春宝(牡・父ダンスインザダーク、母ダイアモンドコア)の2478万円で、“ナムラ”の冠名で知られる奈村信重氏が落札。他には、京成杯(G3)2着などしたスルーオグリーン(父SeattleSlew)を兄に持つリトルキッス2002(牡・父マヤノトップガン)を“ダンツ”の山元哲二氏が1942万5000円で落札した。

 また、九州、千葉のセールに続き、今回もKRA韓国馬事会が購買者として参加しており、マジカルライトの2002(牝・父エブロス)316万500円など、計3頭を778万5500円で落札。九州、千葉の両トレーニングセールなどで購入した合計15頭は、来年4月にオープンする釜山慶南競馬場へ移動することになる。

 その他有力馬主では、“トーセン”の島川隆哉氏がベルガール2002(牡・父フサイチソニック)2205万円など計3頭を、“マイネル”や“コスモ”のビッグレッドファームがフライングツヨシ(牝・父タヤスツヨシ、母ラヴォイラ)420万円など計2頭、“エーピー”の(株)デルマークラブがソヴリンの2002(父オジジアン、母キタノソブリン)を1155万円で、“カイシュウ”の飯村孝男氏がE・Gウィナー(父エルコンドルパサー、母グリーンアマラード)を1050万円で、それぞれ落札している。

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