生産者の白井民平氏が死去

2004年05月27日 15:49

 25日夜、門別・白井牧場代表の白井民平氏(59)が平取町の牧場施設で死去していたことがわかった。遺書があったことから、門別署では自殺と見ている。葬儀は密葬で営まれる予定で、日時や場所は公表されていない。

 同氏が63年に創業した白井牧場からは、チアズグレイス(00年桜花賞-G1)、グルメフロンティア(98年フェブラリーS-G1)などのG1馬が生産されており、重賞勝ち馬としてはエンゼルカロ(99年函館3歳S-G3)、エモシオン(99年京都記念-G2)、オースミシャダイ(90年阪神大賞典-G2)などを輩出している。78年には門別町に観光牧場「日高ケンタッキーファーム」を開設し、91年まで初代社長を務めていた。故・黒沢明監督の映画「影武者」(80年)で馬術指導を担当したこともある。

 白井民平氏は東京都出身で、“ケイシュウ”の創始者白井新平氏が父。早稲田大学時代は馬術部部長であり、95年から03年までは日本馬術連盟理事を務め、自身でも白井牧場不二ファーム乗馬クラブを運営するなど、広く馬術の普及に努めていた。1996年アトランタ・2000年シドニーの夏季オリンピックで乗馬の日本代表として連続出場した白井岳選手は白井民平氏の長男にあたる。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。