現地時間4日、英・エプソム競馬場で行われた英オークス(英G1・芝12f)は、K.ファロン騎手騎乗の4番人気ウイジャボード Ouija Board(牝3、英・EAL.ダンロップ厩舎)が1番人気のオールトゥービューティフル All Too Beautifulに7馬身の大差を付け圧勝。勝ちタイムは2分35秒41(良)。3.1/2馬身差の3着に3番人気のパンクティリアス Punctilious、1.1/2馬身差の4着にネックレス Necklaceが入った。日本産馬サンドロップ Sundropは2番人気に推されたが、勝ち馬から約37馬身差、7頭立ての6着に敗れた。
勝ったウイジャボード Ouija Boardは、父がロッキンジS(英G1)を勝ったマイラー Cape Cross(その父Green Desert)、母Selection Board(その父Welsh Pageant)という血統。昨年の10月に英国・ニューマーケットの芝7fでデビューし、ヤーマス競馬場の2戦目(芝7f3y)で2着に4馬身差をつけ勝ちあがると、続く準重賞(芝8f)では3着。今年に入ってから、5月2日のニューマーケット競馬場で行われたプリティポリー(準重賞・芝10f)で復帰。2着サフール Sahoolに6馬身差をつけ圧勝しここに臨んでいた。重賞初挑戦で英国牝馬の最高峰レースを制覇。通算成績は5戦3勝。
今年、八百長疑惑などで話題を集めた鞍上のK.ファロン騎手は、97年リームスオブヴァース Reams of Verse、99年ラムルマ Ramrumaに続き英オークス3勝目。管理するEAL.ダンロップ調教師は初のクラシック勝利となった。