天皇賞・春(G1・芝3200m)を制し、6月17日に英・アスコット競馬場で行われるゴールドC(英G1・芝20f)に出走予定のイングランディーレ(牡5、美浦・清水美波厩舎)は、現地時間(以下同)6日英・ニューマーケットに到着、J.ラグ厩舎を拠点に、7日から調教を開始した。J.ラグ厩舎は昨年の同時期に、豪州産・豪州調教馬として初めて英G1(キングススタンドS、ゴールデンジュビリーS)を制したショワジール Choisir(牡5、父Danehill Dancer)が滞在したことで知られている。
到着時は入れ込みが激しかったが同馬だが、7日にはカイバ食いもよくニューマーケット調教場で10分程度のダグを含む1時間ほどの乗り運動を行う。8日には、清水調教助手が騎乗し、ニューマーケットのウォーレンヒル調教場で調教を行った。ダグで5fを2本行い、全部で2時間ほどの乗り運動だった。9日には、同コースで調整を行い、10日には1度速い調教を行う予定。
大手ブックメーカー・コーラル社のオッズによると、ゴールドCでの1番人気(9日18時現在)は、昨年同レースを制したミスターディノス Mr.Dinosで3.5倍。続く2番人気は、前走ヘンリー2世S(英G2・芝16f)を制したパピノー Papineau、前走ヨークシャーC(英G2・芝14f)を制したミレナリー Millenaryは6番人気で11倍、イングランディーレは7番人気で12倍というオッズになっている。