トウケイヘイロー、厩舎悲願の重賞Vへ/シンザン記念

2012年01月07日 12:05

栗東CWを軽めのキャンターで流すトウケイヘイロー

 過去5戦は新潟と中山と東京とすべて、“アウェー”でのレース。朝日杯FS4着のトウケイヘイローが、デビュー以来初めて関西での一戦に臨む。管理する清水久師は「言われてみればそうですね。でもこの馬には競馬場は関係ないですよ。右回りでも左回りでもしっかり自分の競馬をしてくれますから」と、愛馬への信頼を口にする。

 4日の最終リハも圧巻だった。黒岩(レースは後藤)が乗って栗東CWで併せ馬。キタサンパイロット(3歳新馬)を2馬身半ほど追いかけながら、直線でエンジンが点火すると力強い脚さばきで加速した。ラスト1F11.7秒の強烈な末脚で僚馬と並入。6F87.0-40.1-11.7秒をマークした。6日も坂路からCWを気分良く周回し、好気配を漂わせた。「いい状態を保っている」と師は前向きに話す。

 ここまで一歩ずつ地力を強化してきた。前々走は上がり3F33.8秒の豪脚でレコード勝ち。枠が外めだった前走でも、速いペースに乗って直線でいったんは先頭に立った。最後も4着に踏みとどまっており「タイムも速かったですし、力はありますね」と評価は高い。

 09年の開業以来2、11、17勝と着実に勝ち星を伸ばしてきた清水久師。「昨年を最低ラインに、それより上を目指していきたい。ここで勢いをつけられれば。中山千六より競馬はしやすいし、チャンスはあると思います」。厩舎初の重賞Vで2012年“快幕”を決める。

提供:デイリースポーツ

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