現地時間19日、米国・サフォークダウンズ競馬場で
マサチューセッツH(3歳上、米G2・ダート9f)が行われ、E.プラド騎手騎乗の2番人気オフリー
ワイルド Offlee Wild(牡4、米・R.デュトロ厩舎)が、ゴール前3頭が叩き合う大接戦を制し勝利した。勝ちタイムは1分49秒14(良)。昨年の2冠馬
ファニーサイド Funny Cide(牡4、米・T.
バークレー厩舎)は1番人気(2.3倍)に推されるも、オフリー
ワイルドとの叩き合いにアタマ差敗れ、2着となった。
オフリー
ワイルドは父Wild Again、母Alvear(その父Seattle Slew)という血統。父Wild AgainはBCクラシック(米G1)馬で、日本でも
ナリタキングオー(95年ス
プリングS、京都新聞杯-共にG2)、
ワイルドプ
ラスター(97年
マーチS、98年
アンタレスS)、
タイキリオン(02年ニュージーランドT)の父として馴染みが深い。伯父には種牡馬ダイナフォーマー Dynaformer(牡19、父Roberto、
エイシンハンプトンなどの父)がいる。今回で5月のアロウワンスレースに続いて2連勝。重賞は昨年1月のホーリーブルS(米G3)に続いて2勝目。
敗れた
ファニーサイドは、前走5月の
メトロポリタンH(米G1)5着からレースに臨んだが、ホーリーブルSに続き、またもオフリー
ワイルドに敗れた。今年に入ってからは6戦し、1月のクレーミングレース、4月の
エクセルシオールBCH(米G3)の2勝にとどまっている。