25日の阪神3Rのテイエムチャンス(3着)を最後に、田中克典騎手(24)=栗東・フリー=が現役を引退した。通算成績は41勝。仲間から花束を受け取って、胴上げされた田中克は「多くの先輩に送り出してもらうことができて、感謝しています。たくさん騎乗させてもらったのは大きな財産です」と笑顔を見せた。
水出大介騎手(27)=美浦・中川=も、阪神4Rスマートカンパニー(11着)が最後の騎乗に。通算18勝で「パレスチャンピオンで障害レース初勝利を挙げたレースが一番印象に残っています。いずれ調教師を目指すことができたら」と話した。
今週の騎乗馬がなく、安藤光彰騎手(53)=栗東・フリー=は12日の京都2R(3着)がJRAでの最後の騎乗。JRA通算68勝(うち重賞2勝)を挙げたが「騎手になって、あっと言う間の35年間でした。笠松時代もたくさん乗りましたが、ベッスルキングが印象に残っている。中央では初めて重賞を勝ったシーイズトウショウ(03年CBC賞)です」と語った。29日に笠松で騎乗する。
また、昨年12月17日の小倉5Rが最後となった通算120勝の柴原央明騎手(28)=栗東・フリー=は「騎手人生は短かったが、楽しかったです」とコメント。なお、田中克は栗東・西園厩舎で、水出は美浦・鹿戸雄厩舎で、安藤光は栗東・坪で、柴原は栗東・角田厩舎で調教助手になる予定。
提供:デイリースポーツ