栗東坂路の併せ馬で悠々と先着を決めたダノンシャーク
重賞初制覇に向けて意気揚々。着実に力をつけてきたダノンシャークが、朝イチの栗東坂路で軽快な動きを見せつけた。
テンは押さえ気味に入ったが、仕掛けられると“待ってました”とばかりに鋭く伸び、パートナーのスピログラフ(4歳500万下)に悠々と0秒6先着。4F57秒8-42秒0-12秒3をマークした。大久保龍師は「先週、一杯にやっているので、今週はしまいだけ。動きは悪くない」と淡々とした口調ながら、表情には納得の色が浮かぶ。
1番人気に推された前走の東京新聞杯は、出遅れて後方からの競馬に。それでもしぶとく掲示板入りを決めて格好はつけた。「ゲートは練習ではうまく出てくれるし、毎回悪いわけじゃないから気にしていない。中間は爪を傷めたので間隔があいたけど、もう心配はないよ。無理使いはしていないし、状態はいいと思う」と反撃を見据える。
京都芝は年明けの京都金杯2着を含めて[2-3-1-0]。相性の良さが際立つ。「京都金杯のときとはメンバーが違うから分からないが、ここでいい競馬をしてくれないと、先々の楽しみがなくなるからね」とトレーナーは期待をのぞかせた。軽いフットワークだけに週末の雨予報は気になるものの、「開幕週のフレッシュな馬場。そこまで悪くはならないだろう」との見立てだ。自慢の切れ味を存分に発揮して目標クリアといく。
提供:デイリースポーツ