10日、函館競馬場で行われた2歳新馬(牝、芝1000m)は、D.ホワイト騎手騎乗の1番人気アンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)が好スタートから道中先団につけると、逃げた7番人気カシマフラワーに3馬身差をつけて圧勝。勝ちタイムは59秒9(良)。さらに3馬身差の3着には9番人気コスモスウィートが入った。
勝ったアンブロワーズは父が新種牡馬フレンチデピュティ、母がフサイチミニヨン(その父サンデーサイレンス)という血統で、伯父には96年のダービー馬フサイチコンコルド(牡11、父Caerleon)、従兄には阪神大賞典(G2)を制したリンカーン(牡4、栗東・音無秀孝厩舎)がいる良血馬。新種牡馬フレンチデピュティ産駒としてJRA2歳戦初勝利となった。地方では、フレンチムード(牝2、北海道・成田春男厩舎)がすでに2歳戦初勝利を挙げている。