オリービン、NHKマイルCへ向け順調/栗東トレセンニュース

2012年04月26日 13:00

NHKマイルCに出走予定のオリービン(撮影:井内利彰)

 先週末の天気は崩れたものの、今週に入って日照時間の長い日が多くなり、馬場状態も非常に良好。25日夜に雨が降ったため、26日は多少の時計を要する馬場になるかと思われたが、あまり速い追い切りをやる馬が少なかったこともあり、目立って時計が掛かっている印象もなかった。

【坂路/4F51.9秒】
 25日。この日は4F51秒を切る馬が3頭も出て、最速はメトロノース(栗東・安田隆行厩舎)の4F50.5秒。4F51秒台も多く、4F52秒台ともなれば、かなりの頭数がいたので、ひと頃の時計の掛かる馬場とは雲泥の差になっている。

 26日。冒頭にも記したように前夜に雨が降ったものの、極端に馬場が悪くなった印象はない。この日、NHKマイルCの1週前追い切りを行ったのが、橋口弘次郎厩舎の2頭、オリービンとクラレントだ。

 オリービンは坂路が開場になってから15分すぎた頃に登場。単走だったが、小気味よいフットワークで実に軽快な動き。4F50.3秒は今週の一番時計だし、かといって終いはバテずに1F12.7秒でまとめるあたりがさすがだった。

 一方、クラレントは同厩アーセナルゴールとの併せ馬。最後は舌を越して遅れてしまったが、時計は4F52.0秒。ラスト1F13.5秒掛かってしまった点は気になるが、全体時計を速くできたあたりは評価しないといけないだろう。むしろこの追い切りでアーセナルゴールの次週以降の動きを注目していただきたい。

 なお馬場差は先週から更に回復した『+0.2秒』で観測。前夜に降雨のあった26日も馬場は同じと観測した。

【CW/5F66.5秒】
 25日。先週同様、天気に左右されているというよりも、ウッドチップ馬場の状態そのものが芳しくなく、5F67秒を切った馬が5頭だけ。今週も時計が出にくい感じだが、それでも先週よりは若干時計が出ている印象はあった。

 なお25、26日とも馬場差は先週より回復した『+1.5秒』で観測している。

【DP/5F64.5秒】
 25日、26日ともに相変わらず時計が出ている。少し湿り気があった26日はクレセントシチー(栗東・佐々木晶三厩舎)が6F75.7秒の好時計をマークしており、雨が降ると速い時計が出やすい特徴を見せた。

 25日だが、追い切りで動きが良かった馬は多数いたが、その中でも目立ったのはサクラセレサ(栗東・藤岡健一厩舎)。前走時、同厩サンシャイン(桜花賞出走)との併せ馬でも動きが目立っていたが、一度使われて、より走りに安定感が出てきた。

 なお馬場差は25日が先週と同じ『-1.3秒』、26日は湿り気を考慮して『-1.5秒』で観測している。(取材:井内利彰)

※調教馬場横の数字は基準時計。この数字以下の時計であれば、標準より速い時計と判断してよい。

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