シンガポール航空国際Cを勝ったシンション(撮影:土屋真光/M.Tsuchiya)
現地時間20日、シンガポール・クランジ競馬場で、国際G1競走のシンガポール航空国際C(3歳以上、星G1・芝2000m、13頭(うち2頭取消)が行われ、単勝5.95倍の3番人気に推されたフランスからの遠征馬シンション Chinchon (牡7、仏・C.ラフォンパリアス厩舎)が優勝した。
道中は中団やや後ろをの内めを追走から、直線に入って馬場の真ん中に持ち出すと、先に抜け出したザイダン Zaidan(香)を残り150m付近で交わして勝利。鞍上はフランス籍で香港で騎乗中のO.ドリューズ騎手。勝ちタイムは2分04秒43(Yielding)。3着に地元調教馬のフラックス Flaxが入り、4着には1番人気に推されたドイツ調教馬のザズー Zazouが続き、5着には高岡秀行厩舎所属の日本産馬で当地のシンガポールゴールドCを3度制しているエルドラド El Doradoが入った。ゴドルフィンのシティスタイル City Styleがスタート前にゲート入りのアクシデントで競走取消。
勝ったシンションは、父Marju、母Jarama(その父ヘクタープロテクター)のアイルランド産馬。これで通算成績を27戦7勝とした。G1は10年のユナイテッドネイションズS(米G1・芝11f)を勝って以来2勝目。前走のクイーンエリザベス2世カップ(香G1・芝2000m)は8着だった。