23日、名古屋競馬場で行われた名港盃(3歳上、ダート1900m・1着賞金280万円)は、川原正一騎手騎乗の4番人気パープルモンク(牡8、笠松・井上孝彦厩舎)が、道中3番手追走から2周目3角で早めに仕掛けると、逃げた圧倒的1番人気(単勝160円)イッコーオーを1.1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは2分03秒2(良)。3着にはメンバー唯一の牝馬7番人気トモシロメリーが入り、2番人気メモリープロミスは4着に敗れた。
勝ったパープルモンクは、父ポリッシュネイビー、母は87年小倉3歳S(G3)2着馬タマモスマート(その父トレボロ)という血統。同馬は、01年9月に公営・新潟競馬で行われた一般戦から、03年1月に船橋競馬で行われた福寿草特別まで15連勝を達成。続く駿風特別(船橋競馬)で2着に敗れたものの、その後4連勝を達成する。8歳になった今年の3月、笠松競馬で行われたマーチCで重賞に初挑戦するも5着に敗れ、その後も3戦続けて重賞で3、2、7着に敗れていた。今回の勝利が初重賞制覇となった。通算44戦28勝。鞍上の川原正一騎手、管理する井上孝彦調教師ともに、同レース初制覇。笠松所属馬が同レースを制したのは、01年レジェンドハンター(牡7、笠松・大橋敬永厩舎)以来2頭目。