24日、小倉競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、熊沢重文騎手騎乗の2番人気ニホンピロザプラウ(牡2、栗東・田所秀孝厩舎)がスタートから先頭に立つと、3番人気マキオルーブルを1.3/4馬身差抑えて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分08秒7(良)。さらにアタマ差の3着は5番人気ニシノウラシマ、1番人気コスモフォーチュンはスタート出遅れ、直線追い込んだが4着に敗れている。
勝ったニホンピロザプラウは、父が新種牡馬ウェイオブライト(その父Woodman)、母ニホンピロテイト(その父サンデーサイレンス)という血統。ウェイオブライトは、98年グランクリテリウム(仏G1)を制した今年デビューの新種牡馬で、伯父には先月死亡した種牡馬マキャベリアン Machiavellian(父Mr. Prospector)がいる。ウェイオブライト産駒は、地方でジェベルリーヴァ(牝2、岩手・志村文雄厩舎)が勝ち上がっているが、JRAでは初勝利となった。7月4日のデビュー戦(阪神・芝1200m)はエイシンホリデイ(牝2、栗東・藤原英昭厩舎)から0.5秒差の3着に敗れていた。通算2戦1勝。
函館競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1000m)は、和田竜二騎手騎乗の3番人気テイエムカミガカリ(牡2、栗東・柴田光陽厩舎)が好スタートから先頭に立つと、4番人気カシマフラワーを3/4馬身差をつけて逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分00秒3(良)。1番人気ラヴフルーヴは3着、2番人気メジロカールは4着にそれぞれ敗れている。
勝ったテイエムカミガカリは、父スペシャルウィーク、母ポリッシュデイム(その父Danzig)という血統で、牝系にはファーディナンド Ferdinand(父Nijinsky、86年ケンタッキーダービー-米G1)がいる。6月27日のデビュー戦(函館・芝1200m)はシャドウネイル(牡2、栗東・山内研二厩舎)から0.8秒差の5着、7月3日の2戦目(函館・芝1200m)はエイシンイーデン(牡2、栗東・中竹和也厩舎)から0.4秒差の5着に敗れていた。通算3戦1勝。スペシャルウィーク産駒は今年の2歳戦初勝利となった。