地方競馬各地区の「ダービー」を短期集中開催する「ダービーWeek」の開幕戦として佐賀競馬場で行われた第54回九州ダービー栄城賞(デュランダル賞、2000m・1着賞金500万円・出走10頭)は、途中から先頭に立ったエスワンプリンスが8馬身差の圧勝。単勝元返しの圧倒的人気に応えた。2着に2番人気のダイリンウィーク、さらに3馬身差で5番人気のレコパンが3着に入った。
勝ったエスワンプリンスは父アジュディケーティング、母エスワンスペクター(その父シャンハイ)という血統の3歳牡馬で、手島勝利調教師の管理馬。通算成績は8戦7勝2着1回。前走は古馬相手のB2特別戦に出走して快勝しており、同世代間の一戦では力の違いを見せ付ける形となった。騎乗した鮫島克也騎手は、2006年のレコパン以来6年ぶりにこのレースを制している。
提供:ラジオNIKKEI