内田博幸騎手でデビュー予定の外国産馬・シェーンメーア(撮影:佐々木祥恵)
今週の新馬戦でデビュー予定の、藤沢和雄厩舎の2頭について、藤沢調教師に取材した。
外国産馬・
シェーンメーア(牡・父Arch)は、内田博幸騎手騎乗で、6月10日(日)東京5R、芝1800mに出走予定。
「入厩して約1か月くらいですが、ここまで順調に調教を積むことができました。まだ若い馬ですので、古馬並みの強い調教はできませんが、競馬に使うのに必要な稽古はやれていますし、今週のレースに間に合う仕上がりになりました。しまいを速くするような指示で、最終追い切りを行いましたが、動きは良かったですね。大柄な馬で、フットワークも大トビなので、広い東京コースは合うと思います。気性は大人しくて、手のかからない馬ですよ。大きい子のわりには、早い時期から競馬が使えますし、素晴らしい素質を持った馬です。距離は2000mくらいでも大丈夫そうですし、来年はクラシックを狙えるようになってほしいですね」
オークス馬・
シルクプリマドンナを母に持つ、
フラムドグロワール(牡・父ダイワメジャー)は、横山典弘騎手騎乗で、6月9日(土)東京5R、芝1400mに出走予定。
「早めに入厩させましたが、こちらも順調に調教を進めることができました。良い
スピードを持っていますので、調教でも速い時計が出ますね。最終追い切りは、もう少し遅い時計でも良かったのですが、3歳馬と一緒に走ったこともあり、速い時計が出ました。今回は芝の1400mですが、もう少し短い距離でも大丈夫というくらい
スピードがあります。気性は素直で扱いやすく、前向きですね。母は、スタミナもあって素晴らしい馬でしたし、この馬も順調に育ってくれればと思っています」(取材:佐々木祥恵)