現地時間8日、仏・ドーヴィル競馬場で行われたモーリスドギース賞(3歳上、仏G1・芝1300m)に出走した武豊騎手騎乗のシーキングザダイヤ(牡3、栗東・森秀行厩舎)は、勝ち馬から約8馬身差、18頭立ての15着に敗れ、98年に同レースを制した母シーキングザパールに続く親仔海外G1制覇はならなかった。同じく日本から遠征した横山典弘騎手騎乗のドルバコ(牡3、栗東・森秀行厩舎)も勝ち馬から約14.1/2差、最下位の18着に敗れた。
勝ったのはG.スティーヴンス騎手騎乗のソムナス Somnus(セン4、英・イースターバイ厩舎)。勝ちタイムは1分16秒00。2着は昨年のモルニ賞(仏G1)の覇者ウィッパー Whipper。3着はドルマ Dolma。前走、ジュライC(英G1)を制したフリザンテ Frizzanteは10着。
ソムナスは、父Pivotal、母Midnight's Reward(その父Night Shift)という血統。父Pivotalは、96年ナンソープS(英G1)の覇者で、種牡馬としては、02年ナンソープSを制したKyllachyや、01年デルマーオークス(米G1)ほかG1・3勝のGolden Applesを輩出している。ソムナスは、2度目の重賞出走となった昨年9月の英スプリントC(英G1)では、同年のジュライC覇者オアシスドリーム Oasis Dreamを降して、重賞初制覇をG1で飾っていた。通算17戦8勝(重賞2勝)。