藤田騎手が手綱をとって、素晴らしい動きを見せつけた。同厩の新馬=ウインサウザーの外に併せて、軽く仕掛けただけで2馬身先着。7月中旬に札幌入りし、入念に調整されていただけあって、仕上がりは絶好。状態の良さが、追い切りの時計にも表われていた(79.7-64.0-50.4-36.7-12.0秒)。サンデー産駒らしい馬体の張りと身のこなし。さらに山内厩舎の管理馬とくれば、でデビュー勝ちは約束されたも同然。若駒ながら、行きたがる気性ではなく、どんな位置どりでも自在に折り合いはつくはず。直線で乗り手がゴーサインを出せば、どれだけ弾けるのか想像もつかない。