現地時間28日、米・サラトガ競馬場で行われたトラヴァーズS(米G1・ダート10f)は、E.プラド騎手騎手騎乗の3番人気バードストーン Birdstone(牡3、米・N.ジトー厩舎)が、中団追走から早めに抜け出すと、2番人気ザクリフズエッジ The Cliff's Edgeに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分02秒4(良)。さらにクビ差の3着には6番人気エディントン Eddingtonが入り、1番人気ライオンハート Lion Heartは逃げ粘れず最下位7着に沈んだ。
勝ったバードストーンは、父が96年ケンタッキーダービー馬Grindstone、母Dear Birdie(その父Storm Bird)という血統で、半姉に03年ケンタッキーオークス馬バードタウン Bird Town(牝4、父Cape Town)がいる。昨年8月にサラトガでデビューし、メイドン(ダート6f)を2着に12.1/2馬身差を付け圧勝。ホープフルS(米G1)は4着に敗れたが、シャンペンS(米G1)で重賞初制覇。今年に入ってからは2月のアローワンス(ダート8f70y)に勝った後、レーンズエンドS(米G2)5着、ケンタッキーダービー(米G1)8着と不振が続く。プリークネスS(米G1)をスキップして臨んだ、前走のベルモントS(米G1)では、7番人気(単勝36倍)の低評価ながら無敗の3冠がかかった圧倒的1番人気スマーティージョーンズ Smarty Jones(牡3)を差し切り優勝した。通算成績は8戦5勝(G1・3勝)。