17日(月・祝)に中山競馬場で行われる2歳オープンのカンナステークス(芝1200m)に出走するヨシカワクンについて、管理する矢野英一調教師のコメントは以下の通り。

●ヨシカワクンについて矢野英一調教師(追い切りは木曜日に予定)
「前回は3キロ減を生かして、スピードに任せたレースをということで直線1000mを選びました。1000mの馬ではないと思っていますが、2歳のこの時期でスピードを生かすなら、ということで選びました。期待通りの結果を出してくれてホッとしています。

　直線1000mではいいパフォーマンスを見せてくれましたが、新馬戦(芝1200m)の時には3コーナーの入り口から右に逃げていくような素振りを見せていたので、中間はそこの確認と、それに対応した調教をしてきました。調教では大丈夫なのですが、本番ではどうなるかですね。この馬のお姉さん(現3歳のプラッキーエリーナ)も管理させてもらっているのですが、やはり右に行ってしまうクセがあるので、今後の対応としてはしっかり考えていかないと、と思っています。先週の段階でウッドコースに入れて、3頭併せでいい動きを見せていますから、明日は坂路で3頭併せてという追い切りを考えています。

　今の中山の高速馬場への適性に関しては、正直分からないですね。この時期の2歳馬の1勝馬たちのレースですから、何が起きるか分からないですし、とにかく体調を整えて万全を期したいと思います。能力のある馬だと思っていますし、しっかり育っていって欲しいですね」

(取材：大関隼)

提供:ラジオNIKKEI