シリウスS出走予定のクリールパッション(撮影:佐々木祥恵)
土曜阪神のメーンレース、
シリウスS(GIII・ダ2000m)に出走予定の
クリールパッション(牡7・相沢郁厩舎)と
マイネルアワグラス(牡8・上原博之厩舎)について、陣営に取材をした。
【
クリールパッション・相沢郁調教師】
「今日(9/26)は、ウッドチップコースで併せ馬で追い切りました。併せた
ガッダムアスカにあおられ気味でしたが、年を重ねてズブくなっていますから、気にしなくていいですし、調子自体は、変わりなくきています。スタートが速くない馬ですから、芝スタートになる阪神コースでは、なおさら置かれる可能性があります。東京コースのダート1600mの芝スタートよりも、阪神の方が芝部分は長いんですよ。そこが気がかりですね。ここ2戦も、スタートが今ひとつで、上位馬とは位置取りの差が出た感じがします。今回はさほど強いメンバーではないので、うまくゲートを出て、流れに乗って競馬をさせたいですね」
【
マイネルアワグラス・上原博之調教師】
「前走(ブリリアントS・OP・ダ2100m 4着)は、うまく先行できて、流れに乗ってそのまま粘り込むという、この馬のレースができたのが良かったようです。レース後は、北海道のビッグレッド
ファームに放牧に出て、門別のブリーダーズGCを目指して、一度、札幌競馬場に入れました。しかし、補欠で出られなかったので、再度、放牧に出しました。秋は、金沢の白山大賞典か、
シリウスSを目標に帰厩しましたが、白山大賞典も補欠だったので、ここになりました。先週はポリでビシッとやっていますので、今週はゲートの反応を見るためにゲートを出して、そのまま6ハロンからサッと流す程度でやりました。もう少し距離があった方がいいかなと思いますし、8歳馬で大きな上積みもあまりないですが、展開がはまれば、まだやれる力は持っていますので、頑張ってほしいですね」(取材:佐々木祥恵)