5日、札幌競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1800m)は、藤田伸二騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝110円)ダンツキッチョウ(牡2、栗東・山内研二厩舎)が道中2番手追走から、直線で逃げた4番人気セレスフェアリーに2.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分51秒7(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には2番人気マコトスペリオルが入った。
勝ったダンツキッチョウは、父サンデーサイレンス、母レイホーソロン(その父パーソロン)という血統。半姉に95年阪神牝馬特別(G2)など重賞3勝を挙げたサマニベッピン(牝14、父ノーザンテースト)、伯父に81年京都新聞杯(G2)などを制したサンエイソロン(父パーソロン)、従兄に01年小倉大賞典を制したミスズシャルダン(牡9、父トニービン)がいる。半姉サマニベッピンの産駒には、今年のアネモネS(OP)など現2勝のレディインブラック(牝3、美浦・高橋義博厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。8月22日のデビュー戦(札幌・芝1800m)は、コマノハイの2着に惜敗していた。通算成績は2戦1勝。山内研二厩舎は9月5日現在、9頭の2歳馬がデビューし、5頭が勝ち上がり。現時点で最多の計5勝を挙げている。
2R・2歳未勝利(芝1500m)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気オーギュスト(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、道中後方待機から直線で外に持ち出すと、逃げた3番人気ポートクレバーに3馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分29秒7(良)。さらに5馬身差の3着には8番人気スプリングレアルが入り、1番人気に支持されたデビルは4着に敗れた。
勝ったオーギュストは、父は新種牡馬フレンチデピュティ、母アリシーナ(その父Alysheba)という血統。半兄に現4勝のドラージェイ(牡5、栗東・木原一良厩舎)、現3勝のウイングランツ(牡4、美浦・高市圭二厩舎)がいる。フレンチデピュティ産駒は、函館2歳S(G3)を制したアンブロワーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)を筆頭に、5頭が2歳戦を勝ち上がっている。前走8月15日のデビュー戦(札幌・ダート1000m)では、ヴァンクルタテヤマの5着に敗れていた。通算成績は2戦1勝。