11日、阪神競馬場で行われた6R・3歳未勝利(芝2000m)で、福永祐一騎手騎乗の1番人気ミスパスカリ(牝3、栗東・松田国英厩舎)が、好位追走から直線早めに抜け出すと、2番人気メイショウホウオウに4馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分00秒7(良)。

　勝ったミスパスカリは、父Mr.Greeley(その父Gone West)、母ブルーアヴェニュー(その父Classic Go Go)という血統で、半兄にはクロフネ(牡6、父フレンチデピュティ、ジャパンCダート-G1)がいる。6月12日のデビュー戦(中京・芝1200m)ではエアシャカール(父サンデーサイレンス、皐月賞、菊花賞-ともにG1)の全妹エアビヨンセの10着に敗れたものの、2戦目(阪神・ダート1800m)では2着に好走。以来ダートを中心に使われ、3、3、2着と惜敗が続いていたが、今回デビュー以来の芝に替わり初勝利を挙げた。通算成績6戦1勝。なお、芝2000mで2分00秒7という勝ちタイムは、半兄クロフネの初勝利時と同距離、同タイムとなる。