横山典弘騎手鞍上で、東京芝1800mでデビュー予定のボディーダンシング(撮影:佐々木祥恵)
今週、東京競馬場でデビュー予定の2歳馬を紹介する。
土曜日、東京5Rの芝1800mでデビュー予定の【ボディーダンシング】(牝2・畠山吉宏厩舎/父ホワイトマズル)について、畠山吉宏調教師。
「先週の坂路、今週(10/31)のポリと、横山典弘騎手が騎乗して併せ馬で追い切りました。1度競馬に使っている馬を、ほぼ馬也であおっていましたし、一追いごとに良くなっていると思います。ジョッキーも良い感触をつかんでくれて、合格点をもらっていますので、初戦からいけそうな感じですね。5勝して活躍してくれた姉のポルカマズルカよりも、ひと回りほど小ぶりで460キロくらいです。
姉は父がティンバーカントリーというのもあって、最初はダートを使ってから芝に移行しましたが、この馬の場合は、姉よりも素軽いような気がします。こちらは最初から芝でも大丈夫そうですね。コントロールしやすい馬で、折り合い面も問題なさそうなので、距離も持つタイプだと思います。それもあって、牝馬限定の芝1600ではなく、芝1800を選択しました。男馬の中に入っても、やれると思います」
同じく東京5Rの芝1800mでデビュー予定の【オスカルアンドラス】(牡2・加藤征弘厩舎/父ネオユニヴァース)について、加藤征弘調教師。
「今週(10/31)はウッドチップコースで2頭併せで追い切りました。追い切りも動きますよ。先週強めにやっていますし、今週は控えめにしました。反応が良いですし、キレがすごいですね。とても瞬発力がある馬ですし、気性が前向きなので、新馬向きの馬だと思います。馬体重は470キロくらいですね。この馬と併せたワンダフル(牡2・父チチカステナンゴ)は、芝1400m(土曜・東京6R)に使いますが、こちらも走る馬ですし、追い切りの動きは悪くなかったですよ。こちらは、460〜470キロくらいですね」
日曜日、東京6Rの芝1600(牝馬限定)でデビュー予定の【フォレノワール】(牝2・藤沢和雄厩舎/父アグネスタキオン)の母は、帝王賞(GI)勝ちのネームヴァリュー。藤沢和雄厩舎の土田調教助手のコメント。
「前の開催でデビューさせる予定もありましたが、ここまでしっかりと乗り込みを重ねてきました。今週(10/31)は坂路で併せ馬での追い切りでしたが、動きは良かったです。大型馬ですが、動きは素軽いですし、馬が近くに来ると自分からハミを取って伸びるという、反応の良さも持ち合わせています。初戦から期待しています」
同じく東京6Rでデビュー予定の【パイナップルリリー】(牝2・畠山吉宏厩舎/父チチカステナンゴ)について、畠山吉宏調教師。
「最初は、物見をしてフワフワとしていましたが、追い切りを重ねるうちに、走りに集中力が出てきました。先週、今週(10/31)と柴山騎手が乗って追い切りましたが、1歩抜け出してからもフワフワしませんでしたし、今週のポリトラックでの追い切りでは、古馬をあおるような動きを見せていて、出走態勢は整ったという感じですね」(取材・写真:佐々木祥恵)