伏兵マサノブルースが重賞初制覇。左手を大きく突き上げる鞍上の植野貴也騎手
10日、京都競馬場で行われた京都ジャンプS(3歳上、J.GIII・障害3170m)は、道中3番手を追走していた植野貴也騎手騎乗の6番人気マサノブルース(セン5、栗東・五十嵐忠男厩舎)が直線後続に大きくリードをとって抜け出し、最後は4番人気バアゼルリバー(牡6、栗東・松田博資厩舎)に3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分31秒9(良)。
さらに6馬身差の3着に、5番人気アグネスハイヤー(牡6、栗東・鮫島一歩厩舎)が入った。
なお、2番人気エムエスワールド(牡9、栗東・湯窪幸雄厩舎)は6着、3番人気ナリタシャトル(牡7、栗東・小野幸治厩舎)は5着にそれぞれ敗れ、圧倒的1番人気テイエムハリアー(牡6、栗東・五十嵐忠男厩舎)は、道中大逃げを打つも2周目3〜4コーナー中間の障害で落馬、競走を中止している。
勝ったマサノブルースは、父マヤノトップガン、母パルティシオン、その父エルコンドルパサーという血統。10年11月の障害未勝利(京都)以来勝利から遠ざかっていたが、約2年ぶりの通算2勝目が嬉しい重賞初制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆マサノブルース(セン5)
騎手:植野貴也
厩舎:栗東・五十嵐忠男
父:マヤノトップガン
母:パルティシオン
母父:エルコンドルパサー
馬主:猪野毛雅人
生産者:猪野毛牧場
成績:17勝2勝(重賞1勝)