サウンドリアーナ快勝にデムーロ「ベリーグッド」/ファンタジーS

2012年11月11日 12:00

内目からあっという間に後続を突き放すサウンドリアーナ=京都競馬場

「第17回ファンタジーS・GIII」(芝1400m)は10日、京都11Rに14頭(ノボリディアーナは出走取消)で争われ、M・デムーロ騎乗の2番人気のサウンドリアーナが3馬身差で圧勝した。前走のデイリー杯2歳Sとは一転して、好位でしっかりと折り合う形。残り200mで先頭に立つと、後続の追い上げのシャットアウトして重賞タイトルを手にした。勝ちタイムは1分20秒8。4番人気のローブティサージュが中団から差し込んで2着、さらに1馬身1/4差の3着には10番人気のアメージングムーン。なお、1番人気のプリンセスジャックは直線勝負に賭けて差を詰めたが4着に敗れた。

 M・デムーロは天皇賞・秋のエイシンフラッシュに続く今秋の重賞2勝目に「ベリーグッド。強い勝ち方だった。まだまだ良くなっていくと思うし、この距離も合っていたね」と満面の笑みを浮かべた。

 プラン通りだった。序盤こそ行きたがったが、途中からは逃げ馬のつくった前半5F57秒7のよどみのない流れをじっくりと2番手で追走。直線で早めに先頭に立つと、鞍上の左ステッキで末脚を伸ばし、ゴール板を駆け抜けた。「実は前日に軽いキャンターに乗って、掛かるところを見せていた。ペース次第でとんでもないことになると思っていた。でも、とてもいい流れだったし、いい位置で競馬できたね」と満足感をにじませる。

 5日のJBCクラシック・交流GIをワンダーアキュートで制したばかりの佐藤正師も「こんなこともないとね。きょうはジョッキーが気分良く走らせてくれた」と穏やかな表情だ。今後は阪神JF(12月9日・阪神)を予定。勢いに乗るM・デムーロ&佐藤正厩舎が、暮れのGI戦線を盛り上げる。

提供:デイリースポーツ

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