19日、中山競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、中舘英二騎手騎乗の8番人気ビリーザキッド(牡2、美浦・加藤征弘厩舎)が、3角手前から先頭に立つと後続に5馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは1分15秒3(良)。2着は後方から馬群を割って伸びた7番人気タケデンゲイル、さらにクビ差の3着は5番人気マイネルモンドールが入った。圧倒的1番人気(単勝140円)に支持されたブランシュネージュは最下位12着に敗れた。なお、5番カシノトーマスは出走を取り消している。
勝ったビリーザキッドは、父トワイニング、母ロングメルヘン(その父ラッキーソブリン)という血統。牝系は、デビューから17連勝を記録し、地方重賞3勝を挙げているベルモントアクター(牡8、船橋・出川克己厩舎、父モガンボ)がいる。同馬は8月15日のデビュー戦(札幌・芝1200m)では勝ち馬から2.0秒差の13着に敗れており、2戦目での勝ち上がりとなった。通算成績は2戦1勝。トワイニング産駒は今年のJRA2歳戦では初勝利。
2R・2歳未勝利(芝1200m)は、藤田伸二騎手騎乗の3番人気ザファステスト(牡2、美浦・戸田博文厩舎)が、2番手追走から4角手前で先頭に並び掛けると、逃げた1番人気コスモライトアップを1.1/4馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分09秒5(良)。さらに2.1/2馬身差の3着は好位追走の5番人気サンオブヘブンが入った。
勝ったザファステストは、父メジロライアン、母マイケイティーズ(その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に現6勝のゴーステディ(牡7、美浦・大久保洋吉厩舎、父トニービン)がいて、近親にはヒシアマゾン(牝13、父Theatrical、エリザベス女王杯-G1)、ヒシピナクル(牝8、父Theatrical、99年ローズS-G2)、ヒシナイル(牝10、父A.P.Indy、フェアリーS-G3)がいる。7月10日のデビュー戦(福島・芝1200m)では4着、その後も9、5着に敗れていたが、4戦目での勝ち上がりとなった。通算成績4戦1勝。メジロライアン産駒は今年のJRA2歳戦では2頭目の勝ち上がり。