19日、阪神競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1200m)は、赤木高太郎騎手騎乗の1番人気ウォーターダッシュ(牡2、栗東・鹿戸幸治厩舎)が、好スタートから先頭に立つと好位追走の3番人気マツリダボーイに5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分14秒6(良)。さらにハナ差の3着には6番人気オースミミラクルが入った。
勝ったウォーターダッシュは、父キンググローリアス、母オンワードロリエ(その父ミスターシービー)という血統。6月26日のデビュー戦(阪神・ダート1200m)は5着、その後も4、2着と惜敗が続いていた。通算成績は4戦1勝。キンググローリアス産駒は6月19日の新馬戦(福島・芝1000m)を勝ったコスモスバーブに続き、今年の2歳戦2頭目の勝ち上がり。
2R・2歳未勝利(芝1600m)は、武豊騎手騎乗の3番人気ビッグファントム(牡2、栗東・中尾正厩舎)が、好位追走から直線で外に持ち出すと、先に抜け出した2番人気テイエムヒットベを1/2馬身差し切って優勝した。勝ちタイムは1分35秒6(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には圧倒的1番人気(単勝150円)ツルマルダンスオーが入った。
勝ったビッグファントムは、父がスペシャルウィーク、母キタノオゴジョ(その父トウショウボーイ)という血統で、半兄には97年スプリングS、98年マイラーズC(共にG2)を制した今年の新種牡馬ビッグサンデー(牡10、父サンデーサイレンス)がいる。8月14日のデビュー戦(札幌・芝1800m)では、キングストレイル(牡2、美浦・藤沢和雄厩舎)の9着に敗れていた。通算成績は2戦1勝。スペシャルウィーク産駒は、サンデーサイレンス産駒の14頭に次ぐ、今年のJRA2歳戦8頭目の勝ち上がり。