今回は5月の東海ステークス以来、久々のJRAの競馬場でのレースとなる
シビルウォー。秋初戦のJBCクラシックは2着。7歳ながら徐々に
パワーアップしている印象だけに今回も期待がかかる。
今朝は先週同様同じ厩舎の
ミヤビファルネーゼとポリトラックで併せての調整。比較的楽に進んで最後はやや強めに追われた。
調教後の関係者への共同インタビューの内容は以下のとおり。
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シビルウォー(斉藤吉則調教助手)
◎前回のJBCクラシックでは早めに動く形で2着でしたが、レース振りを振り返っていただけますか。
スタートで砂ですべる感じになって後手を踏んでしまって結果的に後ろからの競馬になって、地方の競馬場ですから早めに動いて行って、最後は結果的に勝ち馬に差されたんですが、スタートが五分ならという悔しい競馬でしたね。
◎この夏以降のレースぶりは以前よりも動きが自在になっているかなという印象なんですが。
以前は後ろから行ってマクる競馬だったんですが、前目に付けられるようになりましたし、自在性は出てきたと思います。
◎具体的にどのあたりが変わったと感じられますか?
見た目とかは大きく変わった感じはないんですが、奥手というか地道に力を付けて行って、その結果レースに幅が出てきたのかと思います。
◎中3週ですが、中間はどう過ごしましたか。
レース後のダメージがなかったので、このレースに向けて順調に調整できています。
◎先週はポリトラックで2頭で併せての調教でしたが。
1週前なのである程度負荷をかける予定で、この馬としてはしっかり動けてましたし、今週は輸送があるので、それほどキツい稽古はしないようにということだったんですが、先週の時点である程度仕上がって、仕上がり具合としては前回以上だと思います。
◎前回以上というのはどのあたりでしょう?
稽古の動きを見てもしっかり体を使えてますし、状態は本当に上向いていると思います。
◎今回の舞台は阪神の1800メートルですが、このあたりはどうお考えでしょう。
実際に距離の長い方がいい馬なんですが、1800はギリギリ守備範囲だと思うので、前回は少し出遅れましたが、自在性を身につけたので何とかこなしてくれると思うんですが。
◎小回りコースでこれだけ結果を出していると、改めてこうした大きなコースもいいのかなと思うんですが。
メンバーも変わりますし、ペースも中央場所でいろいろ変わったりするかと思うんですが、そのへんに何とか対応できればいいレースができると思うんですが。
◎具体的にどのようなレースを期待されてますか。
ある程度馬群にとりついて流れに乗っていければと思います。
◎そして最後の脚を生かすと。
そうですね。しまいはしっかり脚を使ってくれる馬ですから、やっぱりポイントは位置取りだと思います。
◎追えば追うほど延びる馬と内田騎手も言っていましたが。
以前から長くいい脚を使う馬だったんですが、どうしても後ろからだと届かなかったりとかしていたので、ある程度流れに乗っていければ終いの脚はしっかり使ってくれるんで、そういうところでチャンスはあるのかと思っています。
◎改めてレースに向けて一言お願いします。
中央場所での競馬は久々なんで、メンバーも揃ってますので、前回はちょっと悔しい競馬でしたが、何とか状態の良さを生かして頑張って欲しいと思っています。
(取材:佐藤泉)
提供:ラジオNIKKEI