21日、03年英1000ギニー(英G1・芝8f)などG1・4勝を挙げたラシアンリズム
Russian Rhythm(牝4、英・M.
スタウト厩舎)の引退が、馬主であるチェヴァリー
パークスタッドにより発表された。10月2日のサンチャリオットS(英G1)での復帰を目指して調整されていたが、復帰は難しいとのことで引退となった。
ラシアンリズムは父Kingmambo、母Balistroika(その父Nijinsky)という血統で、半兄にはJRAで3勝を挙げた
ゼンノケイマ(牡8、父Gone West)が、近親には95年京王杯ス
プリングC(G2)を17番人気ながら制したドゥマーニ Dumaani(牡13、父Danzig)がいる。
01年のタタソールズ・ホウトン
イヤリングセールで44万ギニー(約9200万円)で落札されたラシアンリズムは02年ニューマーケット競馬場でデビューし、2戦目の
プリンセスマーガレットS(英G3)、ロウザーS(英G2)とデビューから3連勝。チェヴァリーパークS(英G1)では2着に敗れたものの、約7ヶ月ぶりの英1000ギニーで後のBCマイル(米G1)勝ち馬
シックスパーフェクションズ Six Perfectionsらを下し初G1制覇を飾ると、
ソヴィエトソング Soviet Song(牝4、ファルマスS-英G1)を破ったコロネーションS(英G1)、ナッソーS(英G1)とG1・3連勝。その後、牡馬との初対戦になったクイーンエリザベス2世S(英G1)は、ファルブラヴの2着、英チャンピオンS(英G1)は
ラクティ Raktiの5着と敗れたが、03年の欧州最優秀3歳牝馬に選ばれていた。今年は約7ヶ月ぶりに制したロッキンジS(英G1)のみで、これが最後のレースとなった。通算成績10戦7勝(G1・4勝)。