28日、大井競馬場で行われた第4回勝島王冠(3歳上・ダ1800m・1着賞金1300万円)は、好スタートを切って道中中団やや前目の位置取りでレースを進めた戸崎圭太騎手騎乗の1番人気プーラヴィーダ(牡3、大井・森下淳平厩舎)が、4コーナー手応えよく回ってくると直線半ばで一気に抜け出し先頭へ。連れて外から追い上げて迫った3番人気カキツバタロイヤル(牡6、船橋・函館一昭厩舎)をゴールまで抜かせず、最後は1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分54秒9(不良)。
さらに4馬身差と離れた3着に、ゴール前でよく伸びた7番人気フォーティファイド(牡7、大井・藤田輝信厩舎)が入った。なお、2番人気で長期休み明け、南関東緒戦のマチカネニホンバレ(牡7、川崎・山崎尋美厩舎)は先行するも失速し、15着に大敗している。
勝ったプーラヴィーダは、父フィガロ、母カレンダーガール、その父アフリートという血統。春はJRA所属として出走した5月の兵庫CS(園田-交流G2)で3着、南関東へ転入後は東京ダービーでの惜しい2着など、ダート重賞路線で惜敗が続いたが、この秋はこれで3連勝。圧倒的1番人気に応えての通算5勝目が、嬉しい重賞初勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆プーラヴィーダ(牡3)
父:フィガロ
母:カレンダーガール
母父:アフリート
厩舎:大井・森下淳平
通算成績:15戦5勝(JRA10戦2勝、重賞1勝)