阪神JF前々日、デムーロ騎手が跨って角馬場で調整したサウンドリアーナ(撮影:井内利彰)
サウンドリアーナ(栗東・佐藤正雄厩舎)はM.デムーロ騎手が跨っての角馬場で調整。前にサウンドバスターを置いて、その後ろで我慢させる調整。前を抜きたがる、行きたがるところを鞍上がなだめながらのキャンターで気合乗りは十分。
キャンターを終えて、ジョッキーに首筋をポンポンと愛撫されると少し落ち着きを取り戻していたが、調教馬場から上がってきて、厩舎へ戻る道中も少しチャカついたような仕草を見せていただけに、レース当日のテンションには注目したい。
坂路馬場、1回目のハロー前の時間帯にキャンターしたのはローブティサージュ(栗東・須貝尚介厩舎)。スタート地点ではゴールデンムーンと同じ位置だったが、道中で少し行きたがるような仕草を見せてこともあり、少し時計が速くなって、4F65.6〜1F14.6秒。最終追い切りで抜群の動きを見せただけに、魅力的なのは確かだが、このテンションのまま、レースを迎えるということになれば、少し心配な面もある。
6日に追い切られているディアマイベイビー(栗東・松田博資厩舎)だったが、今朝も休むことなく登坂。ただ、やりすぎないようにタイムズアローの後ろにつけて、非常に遅いキャンター。4F72.1秒だったが、行きたがるような素振りも見せずに駆け上がってきており、間隔が詰まっていることがむしろプラスに思える。(取材・写真:井内利彰)