中山11Rのカペラステークス(3歳以上GIII・ダート1200m)は、4番人気シルクフォーチュン(横山典弘騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分10秒8。3/4馬身差の2着に3番人気エーシンウェズンが、1馬身3/4差の3着に8番人気シセイオウジがそれぞれ入線。
シルクフォーチュンは栗東・藤沢則雄厩舎の6歳牡馬で、父ゴールドアリュール、母シルクエスペランサ(母の父Alwuhush)。通算成績は30戦8勝となった。
レース後のコメント
1着 シルクフォーチュン 横山典弘騎手
「最後の末脚はすごかったですね。これまで何度もこの馬のレースを見てはいたのですが、これほどの爆発力があるとは思いませんでした。1200mでしたから、折り合いも苦労するところがなく、とにかく馬のリズムを崩さないように乗りました。このまま順調にいけば、これからもいいレースをしてくれると思います」
藤沢則雄調教師のコメント
「前走はこの馬らしくない競馬でしたが、鞍上がうまいことやってくれました。以前から横山騎手はこの馬が調教で走っているのを何回も見てくれていて、依頼したときも『僕にぴったりだから』と言ってくれましたし、ちゃんと結果も出してくれました。オープンにいってからは、中山・阪神・京都では厳しい競馬が続いていましたが、今日はびっくりするくらい強かったです。やはり1200〜1400mがいいです。マイルだと大外に回すとゴール前で脚が止まりますので、馬群を割っていくようなレースがいいかもしれません。来年も根岸SからフェブラリーSへというローテーションで臨みます。とりあえず馬は厩舎に置いて、年を越します。今後も横山騎手に乗ってもらえそうですし、何とかコンビを継続させたいと思います」
2着 エーシンウェズン 蛯名正義騎手
「もともとゲートの出が悪いと言われていましたが、今日もゲートの中で暴れて、よくありませんでした。しかし、直線では窮屈になりながらも伸びて、地力のあるところを見せてくれました」
4着 マルカバッケン 大庭和弥騎手
「一瞬やったかと思ったほどでした。ただ、もう少しレースが流れてくれたら……とは思います。展開がはまれば勝ち負けできると思います」
5着 ティアップワイルド 石橋脩騎手
「今日も正攻法の競馬で、4コーナーの手応えは抜群でした。結果的に後ろからの競馬になったわけですが、1分09秒台で走れないとはちょっと意外でした」
13着 スリーボストン 柴田善臣騎手
「道中はいい感じでしたが、4コーナーを回ったときにはもう手応えが怪しくなりました」
提供:ラジオNIKKEI