26日、中山12R(3歳500万下)でセイカモリオカに騎乗し14着に終わった坂井千明騎手(53、美浦・フリー)が、同レースを最後に現役を引退した。当初は10月3日での引退を表明していたが、23日の船橋競馬7Rで騎乗停止処分を受け、JRA制裁委員会の議定によって10月2日から3日まで騎乗停止処分を課せられたため、引退が1週早まった。今後については現時点では未定。
同騎手は70年3月1日にデビューし、同年3月29日に初勝利を挙げる。重賞ではエビスジョウジで87年東京新聞杯(G3)、ラケットボールで90年オールカマー(G3)、マイヨジョンヌで96、97年新潟大賞典(G3)を連覇している。さらに94年ラジオたんぱ賞(G3)を制したヤシマソブリンでは、日本ダービー、菊花賞(共にG1)でナリタブライアンのそれぞれ3、2着に入った。通算成績は平地9807戦678勝(うち重賞11勝)、障害57戦10勝(うち重賞0勝)。