エーシンメンフィスが川須騎手とのコンビで2連勝、重賞初制覇を決めた
15日、中京競馬場で愛知杯(3歳上・牝・GIII・芝2000m)が行われ、川須栄彦騎手騎乗の7番人気エーシンメンフィス(牝4、栗東・野中賢二厩舎)がスタートして1コーナーまでに楽な単騎逃げの形に。前半1000m64秒台半ばの超スローペースに持ち込み、4コーナーで1馬身半ほどのリードを保って最後の直線へ。その後は急坂を駆け上がりながら後続とのリードを保ち、2番手追走から最後まで粘り込んだ10番人気サンシャイン(牝3、栗東・藤岡健一厩舎)に1.1/2馬身差をつけ、逃げ切って優勝した。勝ちタイムは2分3秒6(稍重)。
さらに1.1/4馬身差の3着に、中団待機で直線外から脚を伸ばした2番人気オールザットジャズ(牝4、栗東・角居勝彦厩舎)が入った。
4着は8番人気アイスフォーリス(牝3、美浦・相沢郁厩舎)、5着は3番人気ゴールデングローブ(牝4、栗東・藤岡健一厩舎)の順で確定。なお、1番人気ピクシープリンセス(牝4、栗東・野中賢二厩舎)は伸びを欠き、6着に敗れた。
勝ったエーシンメンフィスは、父Medaglia d'Oro、母テネシーガール、その父Pine Bluffという血統。前走1000万下の衣笠特別(京都1800m)では、通算12戦目で初めての芝を使われ、同じく超スローペースに持ち込んで3馬身差の逃げ切り勝ち。準オープンを飛び越え挑んだここも同様の作戦がまんまとハマり、うれしい重賞初勝利。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆エーシンメンフィス(牝4)
騎手:川須栄彦
厩舎:栗東・野中賢二
父:Medaglia d'Oro
母:テネシーガール
母父:Pine Bluff
馬主:栄進堂
生産者:三嶋牧場
通算成績:13戦5勝(重賞1勝)