やったぜ熊沢!マーベラスカイザーで悲願の大障害制覇/中山大障害

2012年12月22日 15:13

マーベラスカイザーが最終障害を飛越しながら先頭に立つと、その後も脚色衰えることなく押し切って優勝。鞍上の熊沢騎手と共にうれしい中山大障害初制覇。(撮影:下野 雄規)

 22日、中山競馬場で行われた、暮れの名物ジャンプ競走・中山大障害(3歳上、J.GI・障害4100m)は、レース序盤では先団争を見ながらの5.6番手に付けていた熊沢重文騎手騎乗の3番人気マーベラスカイザー(牡4、栗東・柴田政見厩舎)が、4コーナーで最終障害を飛越しながら先頭に立つと、その後も脚色衰えることなく押し切って、中団待機からゴール前で脚を伸ばした2番人気バアゼルリバー(牡6、栗東・松田博資厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分48秒8(稍重)。

 さらに3/4馬身差の3着に、伸び脚今一つに終わった1番人気マジェスティバイオ(牡5、美浦・田中剛厩舎)が入った。なお、出走15頭は全馬無事にゴール板を駆け抜けている。

 6番ナリタシャトル(牡7、栗東・小野幸治厩舎)は競走除外。

 勝ったマーベラスカイザーは、父マーベラスサンデー、母マーベラスウーマン、その父Woodmanという血統。休み明けの前走では勝ちから0.8秒差の3着に敗れていたが、叩き2走目の大障害で見事な良化を披露して、嬉しい重賞初制覇。

 騎乗していた熊沢重文騎手は、過去に1991年有馬記念など平地重賞を16勝、障害重賞11勝を挙げている競馬界が誇る「二刀流ジョッキー」で、デビュー27年目44歳の冬。遂に悲願の中山大障害制覇を達成した。

【勝ち馬プロフィール】
◆マーベラスカイザー(牡4)
騎手:熊沢重文
厩舎:栗東・柴田政見
父:マーベラスサンデー
母:マーベラスウーマン
母父:Woodman
馬主:笹原貞生
生産者:松田牧場
成績:19勝5勝(重賞1勝)

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