タッチミーノットが横山典弘騎手とのコンビで差し切り勝ち(撮影:下野雄規)
5日、中山競馬場で中央競馬・2013年最初の重賞レース、中山金杯(4歳上・GIII・芝2000m)が行われ、道中は中団待機策でレースを進めた横山典弘騎手騎乗の2番人気タッチミーノット(牡7、美浦・柴崎勇厩舎)が4コーナーで外目をうまく回って最後の直線へ。道中3番手の追走から早めに抜け出しを図った4番人気アドマイヤタイシ(牡6、栗東・橋田満厩舎)を残り100mで外から差し切り、最後は1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒5(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、後方待機策からゴール前で猛然と追い込んだ1番人気ジャスタウェイ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)が入った。その後ろの4着は、逃げて最後まで粘った7番人気ドリームセーリング(牡6、美浦・田島俊明厩舎)。5着は直線でやや伸びを欠いた、3番人気ダイワマッジョーレ(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)の順で確定。
勝ったタッチミーノットは、父ダンスインザダーク、母タッチフォーゴールド、その父Mr. Prospectorという血統。夏の新潟記念2着、秋の毎日王冠3着と、いずれも9番人気ながら好走し、前走後は秋のGIシリーズを回避して休養。休み明けとはいえ、2011年七夕賞での2着など相性抜群の中山コースできっちりと差し切り勝ちを見せて、7歳の年初めにうれしい初重賞、初笑い。通算9勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆タッチミーノット(牡7)
騎手:横山典弘
厩舎:美浦・柴崎勇
父:ダンスインザダーク
母:タッチフォーゴールド
母父:Mr. Prospector
馬主:吉田照哉
生産者:社台ファーム
通算成績:27戦9勝(重賞1勝)