ノーザンファームしがらきから帰厩したルナレガーロ(撮影:井内利彰)
2013年最初の栗東への入厩日は1月4日。馬の入退厩をスムーズに行いたいところだが、各厩舎に割り当てられた検疫数が決まっているため、使うレースがないので放牧したい馬やレースに使える状態に仕上がっているのに入厩できないといった状況になっている。
もう少しスムーズな検疫体制をつくることが、関係者すべてにとってプラスになるし、またそれがレースの活性化にも繋がると思えるだけに、現制度の改正を早急にすべきではないだろうか。
先週は4日、5日の検疫で98頭が入厩。2012年フェブラリーSの覇者テスタマッタ(栗東・村山明厩舎)は1月5日にノーザンファームしがらき(滋賀県)より帰厩。1月4日にはヒルサイドステーブル(滋賀県)よりワールドワイド(栗東・橋口弘次郎厩舎)が帰厩。こちらは「すばるS(2月2日・京都ダート1400m)を使う予定です」と橋口弘次郎調教師。
ゲート試験に合格してから放牧に出されていた新馬も多数帰厩。半姉に1998年阪神牝馬特別を制したエガオヲミセテ、半兄に2006年高松宮記念を制したオレハマッテルゼがいるルナレガーロ(栗東・音無秀孝厩舎)が1月4日にノーザンファームしがらきから帰ってきている。
「前回の入厩時は当初からゲート試験を受けて放牧に出す予定でした。放牧先でもしっかりと調教を進めていましたが、その成果もあって、前回入厩時より良い状態で調教を開始できています。デビューは次の京都開催(2回京都)あたりになると思います」と音無秀孝調教師。
なお先週、ノーザンファームしがらきから栗東へ入厩した馬は以下の通り。(取材・写真:井内利彰)
1月4日
アクメバイオ
シンネン
セイルラージ
センティナリー
フランチャコルタ
ルナレガーロ
1月5日
アイアンラチェット
グリューネワルト
シェーンヴァルト
テスタマッタ
ルナリア