高倉稜騎手騎乗の10番人気カポーティスターがインから抜けて重賞初制覇/日経新春杯
13日、京都競馬場で年明け開催伝統のハンデ戦・日経新春杯(4歳上・GII・芝2400m)が行われ、道中は内目の4〜5番手のラチ沿いを追走していた高倉稜騎手騎乗の10番人気カポーティスター(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が、手応えよく4コーナーを回って最後の直線へ。各馬が一団となる中で、残り300mで早くも最内から単独先頭に躍り出ると、後続を一気に突き放しにかかり、道中中団のインで脚を溜めてゴール前は最内から迫った1番人気ムスカテール(牡5、栗東・友道康夫厩舎)の追込みを抑え、3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分25秒0(良)。
さらに1/2馬身差の3着に、3番手追走から粘り込んだ4番人気トウカイパラダイス(牡6、栗東・田所秀孝厩舎)が入った。その後の4着に、大外から追い込んだ6番人気カルドブレッサ(牡5、栗東・吉田直弘厩舎)、5着は5番人気エキストラエンド(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)の順で確定。
なお、3番人気カフナ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)は6着、2番人気ダコール(牡5、栗東・中竹和也厩舎)は伸びを欠き10着に終わった。
勝ったカポーティスターは、父ハーツクライ、母サビアーレ、その父Capoteという血統。今回は前走10月21日の北野特別(1000万・京都芝2000m)で3勝目を飾り、短期休養を経て挑んだこのレース。軽ハンデ52キロ、今の京都コースでは絶大な恩恵を受ける内枠と終始内目のコース取りに加え、鞍上高倉騎手の思い切った先行策がものの見事に功を奏し、準OPを飛び越えて嬉しい重賞初制覇。通算4勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆カポーティスター(牡4)
騎手:高倉稜
厩舎:栗東・矢作芳人
父:ハーツクライ
母:サビアーレ
母父:Capote
馬主:備前島敏子
生産者:ノーザンファーム
通算成績:10戦4勝(重賞1勝)