仕切り直しの一戦へ向け、豪快にス
トライドを伸ばした。天皇賞・秋17着以来の
トランスワープは大野を背に美浦Wへ。馬任せに気分良く進め、5F67秒3-37秒8-12秒0で駆け抜けた。「先週ある程度やっているので、これで十分。息もできている。冬場の方がいい馬。夏より元気がありますね」。ジョッキーのさわやかな笑みが、仕上がりの良さを伝える。
7歳夏に本格化し、函館記念→新潟記念を連覇。余勢を駆って挑んだGIこそ見せ場なく敗れたが、大野に悲観の色はない。「道中は力んで走っていた。いい経験になったはず」と前を向く。「前走はもたれる面を見せたが、左回りに比べて右回りの方がそういった心配も少ない」とコース変わりを歓迎したのは萩原師。
パワーみなぎる8歳馬が、中山から再び快進撃を開始する。
サトノアポロは美浦Wで
サイレントメロディ(6歳OP・東海S出走予定)を追走。直線では内から馬体を並べようとしたが、捕まえきれずに半馬身ほど遅れた。6F85秒5-40秒1-13秒1。またがった蛯名は「重い馬場で動けなかった。
フーフー言ってたので、負荷がかかったのでは」と前向きにとらえる。国枝師も「状態はいい。この一年、重賞で頑張ってほしい」と気にしていなかった。
提供:デイリースポーツ