17日、京都競馬場で行われた3R・2歳新馬(芝1600m)は、四位洋文騎手騎乗の2番人気オースミグラスワン(牡2、栗東・安藤正敏厩舎)が、好位追走から直線抜け出すと、中団から伸びたローズバド(フィリーズレビュー-G2)の全弟で3番人気ローゼンクロイツの追撃をクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分35秒2(良)。さらに3馬身差の3着に8番人気フォルテベリーニが入った。近親に今年の英1000ギニー(英G1)2着馬サンドロップ Sundrop(牝3、英・S.ビン・スルール厩舎)がいるアドマイヤコングは、1番人気に推されるも4着に敗れた。
勝ったオースミグラスワンは、父が新種牡馬グラスワンダー、母ホッコーオウカ(その父リンドシェーバー)という血統。半姉に03、04年クイーンS(G3)連覇など重賞3勝のオースミハルカ(牝4、栗東・安藤正敏厩舎、父フサイチコンコルド)、半兄に01年小倉2歳S(G3)2着のオースミエルスト(牡5、父ウォーニング)がいる。グラスワンダー産駒は、同日の京都・2R(2歳未勝利)を勝ったシルクネクサス(牡2、栗東・岡田稲男厩舎)に続き、6頭目の勝ち上がりとなった。