31日、東京競馬場で行われた1R・2歳未勝利(ダート1400m)は、武豊騎手騎乗の4番人気ワイルドワンダー(牡2、美浦・久保田貴厩舎)が、道中2番手追走から先に抜け出すと、中団待機から直線伸びた1番人気トラストジュゲムをハナ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分25秒1(重)。さらに3馬身差の3着は2番人気リキアイチャンプが入った。
勝ったワイルドワンダーは、父ブライアンズタイム、母がJRAで6勝を挙げたワルツダンサー(その父サンデーサイレンス)という血統で、近親には昨年のフェアリーS(G3)を制したマルターズヒート(牝3、栗東・坂口正則厩舎、父Old Trieste)がいる。前走のデビュー戦(福島・芝1200m)は1番人気で7着に敗れており、2戦目での勝ち上がりとなった。通算成績2戦1勝。
2R・2歳未勝利(ダート1300m)は、小林淳一騎手騎乗の3番人気シルクマニフェスト(牡2、美浦・保田一隆厩舎)が道中中団から徐々に進出し4角で外に持ち出すと、逃げた5番人気ブルーベレッタを1.1/2馬身差し切り快勝した。勝ちタイムは1分20秒3(重)。さらに1.1/4馬身差の3着に好位追走した1番人気ナムラパラダイスが入った。
勝ったシルクマニフェストは、父キンググローリアス、母ツキノレディー(その父ブレイヴェストローマン)という血統。半兄に現1勝グラスムーン(牡4、美浦・保田一隆厩舎、父フサイチコンコルド)がいる。6月20日のデビュー戦(福島・芝1200m)は1.8秒差の6着、その後も5、3、4着に敗れており5戦目での勝ち上がりとなった。通算成績は5戦1勝。