京都11Rの第44回マイラーズカップ(GII、4歳上、芝1600m)は5番人気グランプリボス(浜中俊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒6(良)。1/2馬身差2着に8番人気サンレイレーザー、さらにアタマ差で3着に3番人気ダノンシャークが入った。
グランプリボスは栗東・矢作芳人厩舎の5歳牡馬で、父サクラバクシンオー、母ロージーミスト(母の父サンデーサイレンス)。通算成績は20戦6勝となった。
〜レース後のコメント〜
1着 グランプリボス(浜中騎手)
「休み明けはテンションが高いと聞いていましたが、今日は落ち着いていました。調教からも調子の良さが窺えてましたし、しっかりと力強い走りでした。外枠なので外を回らされないようにだけ気をつけましたが、GIを勝っている馬だけに底力がモノをいったと思います。いいステップで本番に行けますね」
(矢作芳人調教師)
「期待通りの結果でした。休み明けがダメと決めつけるのは良くないと思っていましたし、目標は先ですから100の仕上げではありませんが、いい感じに仕上がっていました。去年は肝心なところで取りこぼしてしまいましたが、この馬が一番強いと思っていますし、今年は全部勝つつもりで行きます。目標は安田記念を勝つことで、そのために京王杯SCを使った方がいいのか、パスした方がいいのか、1週間ほど様子を見て考えます」
2着 サンレイレーザー(和田騎手)
「道中、馬のリズムで行けましたし、流れは絶好でした。勝ち馬と同じ脚色になってしまいましたが、力はあります」
3着 ダノンシャーク(C・デムーロ騎手)
「カレンブラックヒルの後ろから楽に追走出来ました。直線で詰まるところがありましたが、うまく抜けてくれました。本番に向けていいレースが出来たと思います」
4着 カレンブラックヒル(秋山騎手)
「いい形で抜け出しましたが、最後の最後で止まってしまいました。次は、もう一段状態も良くなると思いますし、斤量も同じになりますから、また頑張ります」
5着 フィフスペトル(北村友騎手)
「向正面で、馬場が緩いせいか、手前が替わって位置を取りに行けませんでした。パンパンの馬場でしたら弾けるイメージがあります」
6着 マジンプロスパー(小牧騎手)
「折り合いはつきましたが、追い出してからシュッと反応しませんでした」
8着 クラレント(岩田騎手)
「道中は良かったのですが、直線、自分のスペースが取れず、今日は何も出来ませんでした」
14着 シルポート(松岡騎手)
「返し馬では元気良く、調子も良かったのですが、今日は押しても行けませんでした。行けてこその馬、今日は何も出来ませんでした」
提供:ラジオNIKKEI