米2冠馬スマーティージョーンズ Smarty Jones(牡3、父Elusive Quality)を破ったベルモントS(米G1・ダート12f)などG1・3勝をあげたバードストーン Birdstone(牡3、米・N.ジトー厩舎)が、左前球節に軽度の骨折が生じたため、現役を引退することとなった。種牡馬入りのプランなど今後については現在未定。
バードストーンは、父が96年ケンタッキーダービー(米G1)馬Grindstone、母がDear Birdie(その父Storm Bird)という血統で、半姉には昨年のケンタッキーオークス(米G1)を制したバードタウン Bird Town(牝4、父Cape Town)がいる。昨年8月に米・サラトガ競馬場で行われたデビュー戦(ダート6f)では、2着に12.1/2馬身差をつけ圧勝。2戦目のホープフルS(米G1・ダート7f)は4着に敗れたものの、シャンペンS(米G1)を制しG1初制覇。米クラシック戦線では、ケンタッキーダービーこそ8着と敗れたが、プリークネスS(米G1)をスキップして臨んだ米クラシック最終戦ベルモントSでは、7番人気という人気薄ながら、無敗の3冠がかかった圧倒的1番人気スマーティージョーンズを差し切り快勝。続くトラヴァーズS(米G1・ダート10f)も制し、3歳最強馬と目されていたが、ブリーダーズCクラシック(3歳上、米G1・ダート10f)では7着に敗れていた。通算成績9戦5勝(G1・3勝)。