ダンエクセルがG1初勝利、人気のグロリアスデイズは4着/チャンピオンズマイル・香港

2013年05月06日 10:20

グロリアスデイズら強豪を抑えチャンピオンズマイルを制したダンエクセル(撮影:土屋真光/M.Tsuchiya)

 現地時間5日、香港・シャティン競馬場で行われたチャンピオンズマイル(3歳以上、GI・芝1600m 10頭立て)は、ウェイチョン・マーウィン騎手騎乗の3番人気ダンエクセル(Dan Excel 中文名:花月春風 セン5、香・J.ムーア厩舎)が、2番手追走から、直線に向いて逃げ粘る8番人気のヘレンスピリット(Helene Spirit 中文名:喜蓮標緻 セン6、香・C.ファウンズ厩舎)をゴール寸前で交わして優勝した。馬場コンディションはGood(良馬場に相当)で、勝ちタイムは1分33秒42。なお、1番人気で安田記念にも登録しているグロリアスデイズ(Glorious Days 中文名:精彩日子 セン5、香・J.サイズ厩舎)は、直線で一旦伸びかけるも、最後は2番人気のパッキングウィズ(Packing Whiz 中文名:包装博士 セン5、香・C.ファウンズ厩舎)に交わされて4着に終わった。

 勝ったダンエクセルは、父Shamardal、母Love Excelling(その父Polish Precedent)という血統のアイルランド産馬で、2歳時にDunboyne Expressの名前でアイルランドのKevin Prendergast厩舎からデビュー。デビュー戦を勝利すると、続く愛G3のアングレセイS(カラ競馬場、芝1257メートル)も連勝し、2連勝で臨んだ英G1のレーシングポストトロフィー(ドンカスター競馬場、芝1600メートル)で5着で2歳時を終える。3歳時は、初戦の愛G3レパーズタウン2000ギニー(レパーズタウン競馬場、芝1600メートル)を制し、G1愛2000ギニー(カラ競馬場、芝1600メートル)、G1愛ダービー(カラ競馬場、芝2400メートル)と続けて5着とし、その後も重賞戦線で活躍した後に、愛チャンピオンS(レパーズタウン競馬場、芝2000メートル)でソーユーシンクの4着とした後に現在の馬主であるデビッド・ボーフム氏にトレードされ、香港のジョン・ムーア厩舎に移籍。昨年のLG1香港ダービー(芝2000メートル)での5着やG1香港カップ(芝2000メートル)での4着などを経て、今回が移籍後待望の初重賞勝ちで国際G1制覇となった。通算26戦5勝(うち香港16戦2勝)。

 今後はシンガポール航空国際カップへ遠征を示唆しており、その後のコンディション次第で安田記念への参戦も考えるとボーフム氏はほのめかしている。また、管理するジョン・ムーア調教師は、先週のクイーンエリザベス2世カップをミリタリーアタックで制したのに続いて、2週連続での大レース制覇となった。

 また、本レースに出走した9頭のうち、グロリアスデイズ、エクステンション、ピュアチャンピオン、ペニテントが安田記念に予備登録を済ませているが、前述のダンエクセルのほかに2着のヘレンスピリットが追加登録の可能性を示唆している。

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