衰えのない“熟女”フミノイマージンがV狙う/ヴィクトリアマイル

2013年05月08日 12:00

7歳牝馬初のGI制覇を狙うフミノイマージン

 勝てば史上初の快挙だ。7歳牝馬がJRA・GIを制覇した例はなく、最先着は09年ヴィクトリアマイルのジョリーダンス(当時8歳)の5着。“熟女”にとっては厳しいデータだが、重賞4勝を挙げる実績馬フミノイマージンならば、という期待は高まる。昨夏の札幌記念では、一流牡馬を撃破。今回人気を集めるハナズゴールにも完勝した。牝馬限定戦なら、むしろ力上位とも言えよう。

「衰えた感じはありません。前走は得意な距離でもありませんでしたし、道悪でしたからね。悲観する内容ではありませんでしたよ」と主戦・太宰の表情に暗さはない。阪神牝馬S7着の敗因は馬場。発表自体は良だったが、雨中のレースで切れ味をそがれてしまった。

 6歳だった昨年の勝ち鞍は札幌記念のみ。ただ、中井助手によれば万全の仕上がりではなかったという。「札幌記念はまだできていなかったんです。具合はGIの時の方が抜群に良かったのですが、かわいそうな競馬になってしまったので…」。昨年のこのレースは直線で前が詰まってしまい15着、道悪だったエリザベス女王杯は、荒れた内に押し込められて11着。消化不良が続くGIで、全能力を発揮させたい、というのが願いだ。

 誰より燃えているのが、初GIを狙う鞍上だろう。「状態も前走よりいいですし、条件的に東京マイルは合っています」と腕をぶす。先週のNHKマイルCでは、柴田大がマイネルホウオウで涙の平地GI初V。「自分も頑張ろうと思いました。もちろんGIは勝ちたいですから」。今度は太宰が夢をかなえるか。

提供:デイリースポーツ

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