現在、門別・ブリーダーズスタリオンステーションで繋養されているエアジハード(牡9、父サクラユタカオー)が、05年から静内・レックススタッドで供用されることになった。
エアジハードは、父サクラユタカオー、母アイシーゴーグル(その父ロイヤルスキー)という血統で、叔父にはNHK杯(G2)2着のガレオン(牡14、父リアルシャダイ)が、従兄弟にはステイヤーズS(G2)を制したペインテドブラック(牡8、父サンデーサイレンス)がいる。デビュー2連勝で臨んだ重賞初挑戦のスプリングS(G2)では4着、続くNHKマイルC(G1)でも8着に敗れたものの、その後3連勝で富士S(G3)を制し重賞初制覇を飾る。谷川岳S(OP)2着後臨んだ京王杯スプリングC(G2)ではグラスワンダーの2着に惜敗したものの、続く安田記念(G1)でグラスワンダーを下して初G1制覇。距離延長となった天皇賞・秋(G1)では3着に敗れたが、マイルCS(G1)を制しG1・2勝目を挙げた後、香港Cの出走を予定していたが、遠征中に屈腱炎を発症、引退を余儀なくされた。99年の最優秀父内国産馬、最優秀短距離馬に輝いている。
00年から種牡馬入りしており、現在産駒は2世代デビューしている。重賞勝ち馬は未だいないが、こぶし賞(3歳500万下)を制したエイユーハーデイ(牡3、兵庫・西村守幸厩舎)などを出している。